投資に興味があるけど区分所有って何?
不動産投資の一種である、区分所有。この記事では、区分所有の意味や投資としてのメリデメを解説します!
区分所有とは?
区分所有とは、
1つの建物の中の1部分を所有すること
です。住居、店舗、倉庫などそれぞれが壁で分けられ完全に独立しており、目的通りの使い方が出来ることが区分所有の条件となります。

それぞれの独立部分に対する所有権を区分所有権といい、区分所有可能な建物を区分所有建物といいます。
区分所有建物は、専有部分と共用部分に分かれます。専有部分はそれぞれの独立部分の内部、共用部分は廊下やそれぞれの専有部分の壁の中間の素材などが該当します。
区分所有者
区分所有者とは、
独立した部分の所有者の事
です。廊下などではなく、住居などの専有部分の所有者の事をいいます。建物全体のオーナーや賃貸での入居者は区分所有者には該当しません。区分所有者になると、建物の管理組合や管理規約を作成したりすることが可能になります。

区分所有法
区分所有法とは、
区分所有に関する法律
です。区分所有は、1つの建物に複数の所有者が存在し、共有部分について共有します。それゆえに発生しうるトラブルを未然に防ぐために定められているルールが、区分所有法です。区分所有法では、建物内の独立部分を分譲することや、共有部分の管理などについて決められています。
投資における区分所有のメリデメ
投資における区分所有の一番のメリットとしては、
価格が抑えられること
です。アパートなどを購入しようとすると、中古でも数千万することはありますが、マンションの区分所有であれば、数百万で抑えられるケースもあり、初心者にも手が出しやすい投資と言えます。逆にデメリットとしては、ローンで買う場合、
月々のキャッシュフローが赤字になるリスクが高い
ことが挙げられます。ローンで区分所有マンション等を購入している場合、月々の返済が発生します。その返済は、当然家賃収入から賄うことになりますが、複数戸のアパートを経営する場合などと違い、区分マンションの場合は高利回りでも空室=赤字になるのです。

経年に伴って空室リスクは上がり、家賃の減額も必ず発生する為、ローンで区分マンションを買うのはリスキーと言えます。
最後に

区分所有は価格が抑えられる分、旨味はそこまでない投資となります。しかし、現金買いであれば、普通預金よりはよっぽど良い運用になりえます。慎重に検討してみてくださいね!
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